月9女優リン・チーリン 台湾地震被災・花蓮へ「祈り」のメッセージ

2018年02月08日 16時30分

リン・チーリン

 台湾東部花蓮県を襲った6日深夜のマグニチュード(M)6・4の地震で、震源に近い同県花蓮市では7日から8日にかけ、損壊したビルに閉じ込められた住民らの救出活動が夜を徹して行われた。余震が続き、雨も断続的に降っていることから、救助隊員らは慎重に作業を進めている。日本でもおなじみの女優も被災者らを支えるメッセージを発した。

 当初M6・0とされた地震の規模は、6・4だった。台湾当局によると、7日時点で7人の死亡が確認され、250人超が負傷した。67人と連絡が取れていない。花蓮市では、4棟の建物の低層階が地面に埋め込まれるように崩れ、大きく傾いた。耐震性などに問題がなかったかに関心が集まっている。

 当局や台湾メディアによると、連絡が取れていない入居者が多数入る12階建ての複合ビル「雲門翠堤大楼」では、完全に倒壊しないよう複数の鉄製の柱で支える措置を取って、救助活動を進めている。

 花蓮市にはツアー旅行者ら日本人も数十人滞在しており、台湾の外交部によると9人が負傷したが、命に別条はない。断崖などが見られる景勝地・太魯閣渓谷などで知られ、日本人観光客も多い同市。4日から地震が90回以上観測されてきた中で起こった震災に、台湾のトップ女優リン・チーリン(43)がSNSでメッセージを発した。

 インスタグラムに、黒地に白抜き文字で「PRAY FOR HUALIEN(花蓮のために祈ろう)」と書かれた画像を投稿。フェイスブックには「悲痛!心繋花蓮、祈求災情不再悪化」などとつづった。花蓮と心はつながり、事態のさらなる悪化がないようにとの意味だとみられる。

 インスタ画像には「加油(頑張れ)」「台湾加油」といった激励の言葉などがネットユーザーから寄せられ、「日本人は台湾を愛してます。少しでも被害が少ないことを祈ります」という日本語の書き込みもあった。

 アクション映画「レッドクリフ」などで知られるリンは、日本でもフジテレビの月9ドラマ「月の恋人~Moon Lovers~」(2010年)やCMに出演し、おなじみの女優だ。NHKの東日本大震災プロジェクト番組で被災地に足を運んだこともあり、花蓮の人々の痛みが胸に響いたに違いない。