米セクハラ騒動がファッション界にも波及 スーパーモデルも人気デザイナーを告発

2018年02月07日 11時00分

モデルのケイト・アプトン(ロイター)

 ハリウッドで広まるセクハラ告発の動きがファッション業界に飛び火した。人気ブランド「GUESS」の創業者でカリスマデザイナーのポール・マルシア氏(65)によるモデルへの性暴力疑惑のほか、モデルへのわいせつ行為の告発をめぐる衝撃証言も浮上した。

 米誌「スポーツ・イラストレイテッド」水着特集号の表紙を飾るなど、今やスーパーモデルのケイト・アプトン(25)は1日、インスタグラムで「彼が業界で女性に対して性的・感情的暴力を振るえる立場にいることは許せない」とマルシア氏を名指しで非難した。

 この告発を受け、今度はミランダ・ヴィーという若手モデルもマルシア氏に性的嫌がらせを受けたとインスタグラムで主張。マルシア氏はミランダを自分の友人で、スーパーモデルのジジ&ベラ・ハディッド姉妹の父親でもあるモハメド・ハディッド氏(69)に紹介。ミランダは同氏と2人きりで会った際、レイプされたと明かした。

 だが、名指しされたハディッド氏は全面否定。もし本当なら、SNSではなく警察に届け出るべきだと強気の姿勢だ。

 一方、マリオ・テスティーノ(63)やブルース・ウィーバー(71)らファッション業界の大御所カメラマンらが先月、男性モデルから「性器を触るよう強要された」などとセクハラ被害を訴えられるという事態も。そんな中、1980~90年代にニューヨークの大手モデル事務所などで代理人として活躍したキャロリン・クレイマーという女性が今週、米ニュースサイト「ハフポスト」とのロングインタビューでファッション業界の恥部を暴露した。

 当時、大手事務所でもモデルたちが有力カメラマンらの“エジキ”なることを知りつつ、黙認していたと証言。「20年間にわたり代理人をしてきたモデルたちを見殺しにしたのと同じ。目の前で起きていることを何も変えようとしなかった」と悔いた。また、ある事務所では「モデルは売春婦と同じだった」とも証言した。

 ハリウッド同様、ファッション業界でもこれまで沈黙を守ってきた関係者らから爆弾告発が飛び出しそうだ。