仮面女子が恐怖を感じた「サラバ静寂」の世界「笑顔も仕事もなくなっちゃう」

2018年02月05日 11時26分

左から立花あんな、宇賀那監督、神谷えりな、楠木まゆ

 地下アイドル「仮面女子」の立花あんな(25)、神谷えりな(26)、楠木まゆ(25)が3日、東京・渋谷のユーロスペースで公開中の映画「サラバ静寂」(全国順次公開)上映後にトークショーを行った。

 同作は、音楽・映画など法律によって娯楽が禁じられた世界で、音楽に出会った若者たちの姿を描く青春ドラマ。近未来の日本を描いた設定で、吉村界人が主演し、斎藤工が音楽を憎む警官役を演じる。

 アイドル3人と登壇した宇賀那健一監督(33)は「中国でヒップホップが禁止されたり、風営法が改正されて(無許可の)クラブが摘発されたとか、時代が違えば娯楽が禁止される可能性がある。そうなったら、どう思いますか」と、3人に質問。神谷は「音楽が人生のすべてになっている。喜びも悲しみも音楽で感じるので、娯楽がない世界は怖い」と答えると、楠木は「仕事がなくなっちゃう。斎藤さんがサイコすぎた」と異次元の世界への感想を語った。

 独特の風貌で警官役を演じた斎藤について宇賀那監督は「イメージを送ったら、その髪形で撮影に現れた。ピアス、シャボン玉、チュッパチャプスも彼が自分で考えた」と斎藤の役作りへの本気度を明かし、3人を驚かせた。

 トークショーを終え、立花は「自分は小さいころから音楽に助けられるから、聴くのも歌うのも好きなので娯楽がない世界は困る。映画に出ていたバスの乗客は笑顔がなくて、疲れている感じがした。そういう世界になってほしくない」とコメント。楠木は「映画でもユーチューブでもBGMって絶対あるから考えられない。映画を見て、娯楽がなくなると色がなくなるんだと感じた。禁断症状が出るのは理解できる。私は音楽をやって斎藤工さんに殺されるタイプ。なんで音楽がダメなのかと感じながら見ていて、法律って怖いなと感じた」。

 トークショーに出演しなかったが、劇場で観賞した坂本舞菜(21)は「私は音楽家庭で育ち、小さいころから音楽が身近にあり、中学校から吹奏楽を始めた。私には音楽しかないという生活なので、娯楽が禁止されたら人生の半分がなくなる」と顔を曇らせた。

 なお、トークショーでは宇賀那監督が仮面女子が出演する短編映画「アリス・フィルム・コレクション」を担当したことが発表された。登壇した立花、神谷、楠木が出演し「サラバ静寂の世界観に通じる作品」で、タイトル、公開時期など詳細は後日発表される。