ナタリー・ウッド37年前の「変死の真相」元夫を重要参考人として聴取へ

2018年02月03日 16時30分

変死したナタリー・ウッド

 1981年に起きた米女優ナタリー・ウッド(享年43)の「水死」について、ロサンゼルス郡警察が1日、新たな有力証言が得られたとして事件として本格捜査に乗り出すことを決定した。ナタリーの死は当時、事故によるものとされていたが、今回「変死」に変更され、当時夫だった米俳優ロバート・ワグナー(87)を「重要参考人」として聴取することも明らかにした。

 ナタリーの死からすでに37年近く経過したが、いまだに多くの謎が残され、ハリウッドでは真相を求める声が絶えない。2011年にも当局は死因を「事故死」から「水死および不確定要因によるもの」と変更し、捜査。それでも殺人事件とするには証拠不十分だとしてきた。それがここにきて、当局が「事件」として解決へ大きな一歩を踏み出したことになる。

 事件が起きたのは81年11月。ナタリーは夫であるロバートと、友人で米俳優のクリストファー・ウォーケン(74)とともにクルーザーの船上で週末を楽しんでいた。乗船していたのはその3人と船長。夜遅くまで酒を飲んだ後、ナタリーが行方不明になり、翌日、カリフォルニア州南部沖サンタカタリナ島近くの海上でナタリーの水死体が発見された。

 ロス郡警察は当初、事故と判断したが、11年になって船長が「その夜、夫妻がけんかする声を聞いた」と証言したことで、捜査を再開。12年に作成された報告書には、遺体に複数の打撲の傷痕や傷痕があったことが確認されている。

 また、ここにきて新たな証言も得られた。近くに停泊していた別の船舶の関係者が「夫妻が泊まっていた部屋から怒鳴り合う声や、何かを殴るような音を聞いた」と話し、その後に船尾のあたりで同夫婦のものと思われる怒鳴り声を聞いたという別の証言も出てきた。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、当局はロバートが妻の死に関与していないか、任意の聴取を10回以上にわたり求めたが、拒否している。

 ロバートは08年に出版された自伝本で、その夜、クリストファーと自分が酒を飲みながら口論していたとし「部屋に戻ったら妻はいなかった」とつづっている。ナタリーの死について沈黙を続けるロバートだが、ついに聴取に応じるのか、注目される。