長女逮捕で謝罪・大竹まこと「毒舌」封印?

2018年02月03日 11時00分

長女の逮捕で深々と頭を下げる大竹まこと

 毒舌はもう使えない!? 会社員の長女(28)が大麻取締法違反(所持)容疑で警視庁大崎署に逮捕されたことを受けて、タレントの大竹まこと(68)は1日、パーソナリティーを務める「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月~金曜午後1時)の生放送前に東京・浜松町の文化放送で会見し、謝罪した。娘の更生を信じる大竹に、薬物依存の専門家は厳しい指摘を投げ掛けた。社会問題に舌鋒鋭く切り込むコメンテーターとしての仕事に、娘の逮捕はどんな影響を及ぼすのか。

 神妙な面持ちで報道陣の前に立った大竹は「一生懸命に育てたつもりですが、私の仕事の関係もあり、(一緒に)十分に過ごす時間が少なかったのは否めません。親の監督不行き届きであったと思います。本当に申し訳ありませんでした」と数秒間頭を下げて謝罪した。

 大竹本人の説明では、長女は1月28日の夜に都内で警察官から職務質問され、29日朝まで聴取を受けた。その足で自宅アパートではなく、大竹の家に帰ったが、改めて警察から出頭を促されて逮捕に至ったという。

 事情を知る関係者は「28日夜に長女が1人で車を運転していたところ、不審に思った警官に品川区内の路上で止められ、微量の大麻が車内から見つかった。いったん自宅に帰して、改めて同日中に逮捕した。大竹も長女とまだ接見していないので、事情をハッキリと把握できていないのでしょう」と話す。

 大学卒業後にデザイン系の会社で働く長女は大竹にとって「自慢の娘」だった。逮捕はまさに青天のへきれきだ。

「正月にもみんなで楽しくやって、その後2~3回会っております」「娘とは先週くらいにも将来のやりたいことなど明るく話した」などと語った大竹は、不審な点がなかったことを強調した。

「覚醒剤じゃなく、マリフアナですよね…。覚醒剤であれば(使用が)わかったと思う」とも。

 昨今、芸能人が2世の不祥事により矢面に立たされるケースが増えている。自分が同じ境遇となった大竹は「人ごとのように思っていました」と率直な心情を明かした。

 薬物使用者の立ち直りには家族の正しいサポートが重要なのはご存じの通り。回復施設「館山ダルク」代表の十枝晃太郎氏(47)は、2015年12月放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)に出演した際、大竹と共演した。薬物依存がテーマだったが「大竹さんは薬物とは全く別世界の人という感じで、娘さんのことで困っている感じもない。本当に最近まで知らなかったんだと思う」と語る。

「世の中のすべての使用者は家族にバレないようにやるし、様子がおかしいときには家族には会わない」と十枝氏が話すように、独立している娘の行為に大竹が気付かないのもムリはない。ただ、会見で大竹が「娘は再犯しない」と力説していた点について、依存症で苦労した十枝氏は「僕も23歳のときに大麻で逮捕された。留置場で彼女や両親と面会して号泣しながら『二度とやらない』と約束した。そのときは心からそう思って公言しても、なかなかその通りにいかない」と語る。再犯防止のためにも、大竹も薬物の現実を学んで向き合う必要があると指摘するのだ。

「定期的に娘と会ったり、医者と連携して簡易検査をしていくこと。尿検査キットは通販でも売っている。もし陽性反応が出たら、いきなり刑務所ではかわいそうだから施設に行くというルールを課しておくのもいい。大麻の反応が出るのは使用後24~48時間と言われている」(十枝氏)

 歯に衣着せぬ物言いが人気でコメンテーターをしている大竹にとって、長女の逮捕は決してプラスにはならない。とはいえ「当面、毒舌は難しいかも。それでも長期的に見ればプラスに働くこともあるはずだ。薬物への勉強を深めて、説得力のあるコメントができるように期待している」(テレビ業界関係者)という声も上がる。娘の犯した過ちから多くを学べば、コメンテーターとしての仕事を続けられそうだが、舌鋒が鈍るのはやむを得ない?