【卓球】福原愛に気になる右太ももの大きなテーピング 監督に聞いた

2016年08月13日 16時30分

第3試合でガッツポーズを見せる福原(右)は右太ももにテーピングをして奮闘。左は伊藤

【ブラジル・リオデジャネイロ12日(日本時間13日)発】卓球女子団体1回戦、福原愛(27=ANA)、石川佳純(23=全農)、伊藤美誠(15=スターツ)の布陣で臨む日本はポーランドを3―0のストレートで下し、準々決勝に進んだ(当サイト既報)。シングルスでまさかの初戦敗退となった石川、団体戦のみ出場の伊藤が今大会初勝利。ロンドン五輪の銀に続く2大会連続のメダル獲得へ、勢いに乗る快勝だ。

 

 第1試合を任されたのは石川だった。女子シングルス3回戦では銅メダルのキム・ソンイ(22=北朝鮮)と最終セットまでもつれる熱戦の末、足をつって惜敗。直後の2日間は完全休養し「まず体力を回復して、団体戦に向けて気持ちを切り替えてきました」。

 

 シングルス2回戦で同じキムにストレート負けしたフランク・グジボフスカ(27)を問題にせず、ストレートで快勝。「リオで初めて勝ってホッとしたし、うれしかったですね。調子はいいので自信を持って頑張りたいです」。初戦からエースが完全復活を印象付けた。

 

 続いて登場したのはもう一人のエース福原ではなく若い伊藤。「比較的やりやすい相手のうちに伊藤に一度、シングルスをやらせたかった」(村上恭和監督=58)。2日前に2試合を戦った福原の疲労も考慮したうえでの作戦だった。

 

 伊藤は第3ゲームを落としたものの、危なげない戦いを見せて3―1で勝利し、満点の五輪デビュー。「緊張はまったくなくて、楽しかった。五輪は応援にも迫力がある。応援が大きいほど、自分も盛り上がれるので五輪は好きです」。先輩の石川と福原から身ぶり手ぶりを交えたアドバイスを受けながら、伸び伸びプレーした。

 

 第3試合は福原、伊藤のダブルス戦。福原が崩して、伊藤が決めるパターンで主導権を握り、3―1で勝負を決めた。福原の右太ももにはシングルスでは見られなかった大きなテーピングが張られていたが「あくまで予防のためです」(村上監督)。コンディションさえ問題なければ、今大会での好調ぶりを団体戦でも発揮できるはずだ。

 

 チームの雰囲気も明るい。勝者が2回戦の対戦相手となるオーストリアとオランダの試合を取材エリアのモニターで見ながら3人はちょっとした作戦会議。途中「オーストラリア」と言い間違いが繰り返されると、福原が「オーストリアは(ウィーンの)音楽隊。オーストラリアはカンガルー」と突っ込み笑顔があふれた。

 

 村上監督は「オランダの方が嫌」と警戒していたが、この試合はオーストリアが勝利し、2回戦の相手が決定。卓球王国・中国、苦手の北朝鮮と決勝まで当たらない組み合わせとあって、2大会連続のメダルが一気に近づいてきた。