【柔道】銅メダル獲得の高藤直寿「オリジナル技」で柔道史に名を残す!

2016年08月08日 16時22分

銅メダルを獲得した高藤(左)は表彰台で誇らしげな表情を見せた

 6日(日本時間7日)、リオ五輪の柔道男子60キロ級で銅メダルを獲得した高藤直寿(23=パーク24)は悔しさをにじませつつも、新たな野望に動きだす。

 準々決勝でパピナシビリ(ジョージア)の隅返しに一本負け。敗者復活戦を勝ち上がったが、素直には喜べない。「自分自身、バカだなあと。以前も同じ技で投げられてしまったのに…」。師匠の全日本男子・井上康生監督(38)も「調子が良かった分、焦ったのではないか」とメンタル面を敗因に挙げた。

 ただ、代表での規律違反や学生デキ婚など、数々の話題を振りまいてきた高藤はへこたれてはいない。4年後のリベンジに加えてもう一つの夢も追う。
「柔道選手である間に、いろんなところで自分の名前を残せたらなって思っている」

 特にこだわっているのは技だ。変幻自在の柔道で、高藤スペシャル(変型大腰)、直車(変型肩車)など数々のオリジナル技を生み出した。講道館が認める柔道技は投げ技、固め技合わせて96存在するが、高藤は「97番目」の枠を狙う。「まずは足を持たない肩車を違う名前で入れてほしいですね」

「シライ」(床の後方伸身宙返り4回ひねり)など自身の名のついた4つの技を開発した体操の白井にも刺激を受けた。「僕もルール改正とかいろいろあって、悩んだ時期もあった」。原則「既存の技の中に当てはめる」(講道館関係者)と敷居が高いのは百も承知だ。高藤が100年を超える伝統に新たな1ページを加える。