【柔道】期待の大野と永瀬の担当コーチは金メダル楽観ムードに懸念

2016年08月03日 16時30分

金メダルを期待される永瀬(左)と大野

 リオ五輪柔道男子73キロ級代表の大野将平(24)と同81キロ級代表の永瀬貴規(22=ともに旭化成)が2日、成田空港から日本を出発した。2人は全日本男子の井上康生監督(38)からエースに指名されている不動の金メダル候補。緊張感を漂わせる大野は「同部屋の海老沼(匡)先輩がいい匂いを部屋に出してくれている」と独特のリラックス方法を告白。永瀬は「誤審だったり、不本意な罰則がくるのは当たり前。そういうことにも準備してきた」と話すなど、準備万端をアピールした。

 ただ、担当の金丸雄介コーチ(36)は周囲の楽観ムードに懸念を示す。メディアの金メダル獲得予想では必ず名前が入るほどだが「そんな簡単じゃないですよ。よく考えてください。『73と81は最難関』とずっと言われてきたんですよ。よく簡単に言うなと」と語気を強めた。

 金丸氏は「自分の力を出せば優勝できる」とも言い、2人への信頼は揺るぎない。しかし、五輪は初の大舞台。「4年に1回という難しさは野村(忠宏)さんも言ってましたし、プレッシャーも世界選手権とは違ったものがある。気をつけて調整しないといけない」(金丸氏)というわけだ。

 柔道男子はロンドン五輪で史上初の金メダルゼロに終わった。2人が金メダルに最も近い位置にいるからこそ、周囲も細心の注意を払っている。