前園氏「リオ五輪代表のキーマンは10番・中島翔哉」

2016年07月30日 10時00分

五輪代表のカギを握る中島

【前園真聖・ゾノの焦点!】現在、合宿中の手倉森ジャパンでカギを握るのは2014年のチーム発足時から10番を背負うMF中島翔哉(21=FC東京)です。身長164センチと決して大きくありませんが、高い技術とドリブルでの突破力が魅力。特に試合全体の流れを的確に見極める優れた「戦術眼」を持っています。

 

 6月に行われた親善試合のU―23南アフリカ代表戦では、非常に効果的なプレーを披露していました。ボールを受けた際も、次のパスコースがなければ、キープして時間を稼いだり、後方からオーバーラップしてくる選手がいれば、サイドに開いてマークを引き付け中央のスペースを空けるなど、チーム全体を機能させるための動きを見せていました。

 

 テレビ画面に映らないような地味なパフォーマンスですが、実に効果的。中島がピッチにいるのといないのでは、チームの組織力にも大きな差が出かねません。クラブではなかなか出場機会に恵まれていませんが、同代表のエースナンバーをつけるにふさわしい選手ではないでしょうか。

 

 周囲からは10番を背負うプレッシャーを不安視する声も聞きますが、このチームは突出した選手がいないので、彼も背番号を気にしていないと思います。あとは体と頭のコンディションを整えれば、しっかりと勝利に貢献してくれるはずです。

 (元日本代表MF)