【米男子ツアー】「ツアー選手権」松山英樹は7アンダー15位 2週後の全米オープンは「また優勝争いをしたい」

2020年09月08日 08時42分

松山英樹(ロイター=USA TODAY)

【ジョージア州アトランタ7日(日本時間8日)発】見えてきたのはメジャー制覇への道筋か。米男子ゴルフのプレーオフ最終戦「ツアー選手権」(イーストレイクGC=パー70)最終日、12位から出た松山英樹(28=LEXUS)は4バーディー、4ボギーの70と伸ばせず、今大会のハンディと合わせて通算7アンダーの15位に終わった。年間王者の夢は来年以降に持ち越しとなったが、2週後に控えるメジャー「全米オープン」(17日開幕)に向けて白旗は掲げていない。その根拠は――。

 首位のダスティン・ジョンソン(36=米国)とは12打差でのスタート。そんな中で松山は序盤から波に乗れなかった。1番でボギー発進し、2番パー3では2・5メートルを沈めてバーディーを奪ったものの、4番でまたボギー。5番で取り返したが、8番で2メートルのパットが入らずにボギーと出入りが激しくなった。

 折り返しの10番でも2メートルのパーパットが入らず、そのままズルズル後退してもおかしくない状態だった。だが、そこから踏ん張り、5ホール連続パーの後の16番パー4で2オンに成功すると、3メートルをしっかり入れてバーディー。続く17番も3メートル強のバーディーパットを沈めて連続バーディー。最終18番はティーショットでミスがありながらもパーでしのぎ、大崩れはしなかった。

 7年連続出場となった最終戦は、松山にとって決して納得のいく内容ではなかった。ただ「いいショットが打てるようになっているし、パットも良い、悪いが極端とはいえ(形が)でき始めている」と常に自身に厳しい男の口から前向きな言葉が並んだ。プレーオフの3戦は、不安定だったショットの精度が上がり、パッティングもかみ合ってきたことで「気持ちを楽にさせている」という。

 今季は今大会で幕を閉じたが、新型コロナウイルスの影響で延期になった「全米オープン」は2週後に迫っている。今年の舞台、ウイングドフットGC西コースは深いラフが有名で、米屈指の難易度を誇る。同コースで行われた2004年大会で優勝したジェフ・オギルビー(豪州)のスコアは5オーバー。今回もスコアが伸びないことが予想される。

 そうなると松山の出番だ。プレーオフ初戦「ノーザントラスト」では30アンダーで優勝したD・ジョンソンにまったく歯が立たなかったが、アンダーパーが5人で優勝スコアが4アンダーだった第2戦「BMW選手権」では2打差の3位と躍進。難セッティングであればあるほど、正確なショットが大きな武器となるだけに、松山がアドバンテージをとれる可能性がある。

「次に向けて、しっかりと準備してまた優勝争いしたい」。悲願のメジャー制覇に向けて、松山はファイティングポーズを崩さない。