高木マニア堂

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092:JFK暗殺をめぐる都市伝説を検証する

ノンセクション2010年03月10日 09:00 | フォルダ : 

関連キーワード :プロレス力道山たけし

<2007年11月=東スポ・プロレス格闘技サイト・プロレスマニア堂より>

 11月22日は、今から44年前(1963年=昭和38年)、米国のJ・F・ケネディ大統領がテキサス州ダラスにて暗殺された日だ。

 で、昔からよく言われている都市伝説の1つとして「ケネディ大統領が暗殺された翌日、東スポだけは一面の見出しが“ブラッシー血だるま”だった」という逸話がある。

 これは漫才ブームの頃から、よくビートたけし(本紙客員編集長)がネタにしていたモノだが、果たして実際はどうだったのか? 早速、本紙縮刷版にて調査してみることにした。

 ケネディ暗殺を伝えるニュースが紙面に出るのは、翌23日発売分、本紙流のカウントによると「11月24日付」の紙面となる。

 その日の一面記事となっているのは、確かにケネディ暗殺事件ではない。
「力道不覚!新兵器も不発」という見出しとともに日本プロレスのリキ・パレス大会を伝える記事だ。

 中身はザ・デストロイヤーとのWWA世界タイトル戦を控えた力道山が、吉村道明とのタッグでバディ・キラー・オースチン&D・パウロ組と対戦(60分3本勝負)した試合をレポート。1本目を反則負けで失い、2本目は力道山の空手チョップが吉村に誤爆し、オースチンが吉村をフォールしストレート負けを喫した、というモノだ。

 まあ、よくあるシリーズ中の詳報なのだが、この日本組のストレート負けという結末は「日本プロレス界はじまっていらいの意外な結末となった」と書かれている(原文ママ)。そして全世界を震撼させたケネディ暗殺事件についての記事は、実はどの面にも掲載されていない。この時代の本紙は、まだキッチリとした「社会面」自体が存在していない模様だ。

 唯一、ケネディ暗殺事件について触れられているのは、3面のプロレス記事(“4の字”は破れる ~グレート東郷がみたこの夜の力道~)における前文で「ケネディ米大統領の暗殺事件――まことセンセーショナルな大事件だ。そんなセンセーショナルを肩書きに日本のマット界を襲うザ・デストロイヤー。迎えうつ
のは御大の力道山~」
と、単なる枕詞としてのみの扱いでしかない…。

 他には「芳の里が結婚」「珍さん“涙の花道”」(ミスター珍の引退式)「豊登、猪木に完勝」「星野、平井に譲らず」(東スポ賞争奪リーグ戦)などの見出しが並んでいる。

 そして日本プロレス史上、最大の事件「力道山死去」は、ケネディ暗殺から、わずか23日後にやってくる…。

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