競泳のジャパンオープン第3日(5日、千葉県国際総合水泳場)、リレー2種目で東京五輪代表の池江璃花子(20=ルネサンス)が女子100メートル決勝で54秒26の2位に入った。優勝は五十嵐千尋(26=T&G)の54秒14だった。

 レース後には外国人記者から女子テニスの大坂なおみ(23=日清食品)に関してコメントを求められ、池江は「正直、大坂選手の話をここで出すのはどうかと思うんですけど」と切り出すと「あまりアスリートの負担にならないような、私たちもそうですけど、レース直後に、こういうふうに取材対応するのも大事だと思います」と言葉を選びながら応じた。

 続けて「それはスポーツの、競泳には競泳なりのやり方があって、テニスにはテニスのやり方があると思うので、そこに関して私からのコメントは控えさせていただきます」と回答した。

 大坂は4大大会の全仏オープン(パリ)の会見拒否を表明。その理由が〝心の病〟だったことを公表している。国内外で注目され、取材対応が多いアスリートとはいえ、コメントが難しいテーマだったことは間違いない。