大相撲春場所7日目(17日、大阪府立体育会館)、貴乃花親方(45=元横綱)が3日連続で会場に姿を見せた。

 初日から4日連続で欠勤し、日本相撲協会から注意を受けた同親方。初めて会場に現れた5日目(15日)は勤務場所の役員室に2分41秒の滞在で早退。6日目(16日)も数十秒で立ち去った。

 この日は午後2時15分ごろに会場に到着すると、役員室ではあいさつをしただけで25秒後に退室。報道陣に対しては「他の役員との会話? いえ、特に。今後の勤務? どうでしょう」と話し、午後2時半すぎには車に乗り込んで会場を引き揚げた。

 一方、元横綱日馬富士(33)による暴行の被害者で、弟子の十両貴ノ岩(28=貴乃花)は十両青狼(29=錣山)に突き落とされて黒星を喫した。十両に残留するためには7勝が目安となる中、ここまでは3勝4敗と黒星が先行。それでも、取組後は「相撲を取れるだけで、うれしいです。土俵に上がれるので、うれしい。一生懸命頑張ります」と気持ちは前向きだった。