大相撲春場所千秋楽(26日、大阪府立体育会館)、新横綱の稀勢の里(30=田子ノ浦)が13勝2敗で並んだ優勝決定戦で大関照ノ富士(25=伊勢ヶ浜)を小手投げで下し、2場所連続2回目の優勝を果たした。

 稀勢の里の父・萩原貞彦さん(71)と母・裕美子さん(62)も会場に駆けつけて、奇跡の逆転優勝の瞬間に立ち会った。

 貞彦さんは「横綱でなければ強行出場していなかった。横綱の責任感? 当然じゃないかな」と愛息の奮闘に誇らしげ。一方で、30歳で独身の新横綱。注目の嫁取りについては「現役中は無理でしょ」と改めて断言した。そのうえで「いい人がいればいいけれども、本人は器用じゃないし。そこまで精神状態が行き届いてない。まだ子供なんですよ、そういう意味では。本当は奥さんと手を携えながら2人でいろんな役割を果たしてもらいたいし、孫も欲しいんですけども…。それは無理でしょ、彼には」と複雑な親心も吐露した。

 万が一にも“花嫁候補”が出現した場合については「厳しくチェックする? もちろん、そうです。美人じゃなくても、健康であれば。そこそこ頭が良くてね。ハハハッ」と笑っていた。