1月31日に悪性リンパ腫のため37歳で死去した元小結時天空の間垣親方の通夜が6日、東京・両国の回向院でしめやかに営まれた。日本相撲協会の八角理事長(53=元横綱北勝海)ら約500人が参列。祭壇の遺影には現役時代の土俵でそんきょする姿の写真が使われ、会場内には大銀杏や化粧まわしなどゆかりの品が飾られた。

 同じ時津風一門の横綱鶴竜(31=井筒)は「いろんな思いがある。技もすごかった。先輩にいろいろ教えてもらって、自分も成長できた。6歳しか変わらない。早すぎる」と沈痛な面持ち。横綱日馬富士(32=伊勢ヶ浜)は「新十両が一緒(2004年春場所)だった。土俵の上では一生懸命に戦った同志。思い出? ありすぎて…。残された僕にできることは、祈ることしかできない」と故人との別れを惜しんだ。