大相撲春場所7日目(東京・両国国技館)、大関陣が相次いで黒星を喫した。貴景勝(24=常盤山)は幕内明生(25=立浪)に押し出されて3敗(4勝)に後退。取組後は「また明日に向かって切り替えてやるしかない」と言葉を絞り出した。

 朝乃山(27=高砂)は幕内霧馬山(24=陸奥)に送り出しで敗れ、2敗目(5勝)。報道陣のリモート取材に応じず、国技館を後にした。

 幕内後半の審判長を務めた藤島親方(49=元大関武双山)は「貴景勝は番付的に負けてはいけない相手。(朝乃山は)思い切りいくことも大事ですけど、相手によっては見ていかないと。考えていないということ」と手厳しかった。