大相撲初場所5日目(14日、東京・両国国技館)、「昭和の大横綱」大豊の孫の新十両王鵬(20=大嶽)が十両竜虎(22=尾上)を押し倒して2勝目(3敗)を挙げた。取組後は「出足よくいけたのでよかった。これ以上、負けが続かないように頑張っていきます」と表情を引き締めた。

 2日間で1日出場する幕下までとは異なり、十両は連日の相撲。序盤の5日間を終えて「まだ〝流れがつかめかけたかな?〟ぐらい。もう少し試行錯誤しながらやっていく」と手探りの状態が続いている。

 10日目(19日)には偉大な祖父の命日を迎える。場所後の墓参りで好成績を報告するためにも、一つでも多く白星を積み上げるつもりだ。