大相撲秋場所で左大胸筋を部分断裂した貴景勝(23=千賀ノ浦)が7日、東京・台東区の部屋で稽古を行った。

 1日の稽古再開直後は左胸付近が内出血で紫色に変色していたが、この日はアザが目立たない状態まで回復。テッポウや重りを持つトレーニングなどで上半身を動かした。貴景勝は「(痛みは)少しマシになっている」と話す一方で「テッポウ?(柱を)叩いているだけで胸に負荷をかけていない。(アザの)色が消えてきたから良くなったと思われるけど(状態は)そんなに変わらない」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 16日の静岡・浜松市から秋巡業に合流する予定だが、関脇から大関に復帰する九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)への出場は不透明なままだ。