大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)が実行委員会名誉会長を務める少年相撲大会「白鵬杯」が11日、東京・両国国技館で開催された。今年で第9回の大会を迎えた白鵬は「9年というのは長い年月ですから。今年の5月場所が終われば横綱に昇進して13年目に入る。ケガや病気とうまく付き合いながら現役でやってきたからこそ9回にたどり着いた」と感慨深い表情を浮かべた。

 今回は日本をはじめモンゴルや米国、中国など8か所の国と地域から約1200人が参加。節目の第10回となる来年は記念大会として規模を拡大する考えで「2016年にモンゴルでアマチュア相撲の世界大会(20か国以上が参加)が開催された。来年は(東京)五輪もありますから、それを目指して。『ジュニア白鵬カップ・オリンピック大会』という名前でやってみたい」との構想をぶち上げた。

 今年も長男の真羽人君が個人戦のトーナメント(小学4年生)に出場。白鵬は「昨年は1回勝ちましたから。実は学校の相撲大会で優勝して本人は自信を持っている。体重も4・5キロ増えてそれなりに体格はできている。2回は勝ってもらいたい」と期待したが、あえなく初戦で敗退となった。