1日に日本相撲協会を退職した元貴乃花親方の花田光司氏(46=顔写真)は輪島さんの訃報を受けて、自身を支援する「貴乃花応援会」のサイト内に追悼メッセージを掲載した。

「輪島さんに哀悼を告げます」とのタイトルで、故人をしのんだ。最後に会ったのは輪島さんが故北の湖前理事長との対談を行っていた時で、声帯手術の影響で声が出にくかった時。「かすれながらに『こうじ、こうじ、』と、元気にお声がけ頂いたことが思い出されます」と思い出をつづり、輪島さんの生前に石川・加賀温泉で同宿したことにも触れ「私の人生の財産です」とした。

 幼少期、輪島さんが先代貴ノ花の自宅に遊びに来たこともあったが「私の子供の頃の記憶を辿ると、宇宙人みたいな、それこそ天孫降臨されたような方でした」と当時を述懐。輪島さんの相撲での強さは先代からよく聞かされたようで「ふと私の父の遺した言葉が蘇りますが、“輪島は黄金の左下手といわれるがそれは違う、左を差した時の右からのおっつけが強かった。”」と天才的な取り口に一目置いた。

 最後に「輪島さんのあの愉快な楽しい話がまた聞きたいです。グァム旅行にご一緒したこともありました。大きな大きな背中の輪島のおじちゃんとの大切な思い出を、いつまでも心にしまっておきたいと思います」と締めた。(元貴乃花親方の記述は原文ママ)