日本ゴルフツアー選手会が5日、都内で理事会を開き、2年任期の2年目を迎える宮里優作会長(36)の「もう1年同じ体制でやりたい」との希望を受け、横田真一(44=サクセスプロ)ら副会長3人の留任を決めた。

 一方、米ツアーが主戦場の石川遼(25=CASIO)が3年ぶりに理事に復帰。「日本ツアーの役に立ちたいという本人の希望があった。理事会の出席は難しいが、イベントなどには参加してもらいたい」(優作)。スナッグゴルフの普及を担当するとともに、選手会に米ツアーの情報を伝える役目も担う。

 男子ゴルフの人気低迷が続くなか、優作は「お得感というか、トーナメントに来て良かったと思ってもらえるようにしていきたい」とファンと選手のコミュニケーションを継続したテーマに掲げる。昨年12月の「日本シリーズ」の表彰式後には「イリーガルなんですけど、ファンの方が写真を撮れる時間をつくってすごく好評だった。主催者の方や選手と相談して、皆さんに思い出として持ち帰っていただければ」。新たなファンサービスの形を模索中だ。

 優作はこの日のうちにハワイへと出発し、12日開幕の米ツアー「ソニー・オープン」に出場。「甘くないのは分かっているけど、出るからには上位に入りたい」。選手会長として多忙なオフとなったが、プレーヤーとしても結果を求めていく。