【マレーシア・クアラルンプール23日発】米男子ゴルフツアーの今季2戦目「CIMBクラシック」最終日(TPCクアラルンプール=パー72)、4位から出た松山英樹(24=LEXUS)は通算20アンダーとスコアを伸ばしたが、優勝したジャスティン・トーマス(23=米国)に3打差の2位でツアー3勝目はならなかった。

 逆転優勝には、ビッグスコアが必要な最終日に6バーディー、ノーボギーの66と好プレーを見せたが「トップにあそこまで行かれると、今の自分の調子では追いつけなかった。ショットもパットも9アンダー、10アンダーが出る力はなかった」。

 初優勝を果たした国内メジャー「日本オープン」では「光が見えてきた」と話していたが、まだ好調とまでは言えない状態。ハイレベルな伸ばし合いに加わったものの、最後は及ばなかった。

 それでも、自身の米ツアー初戦で2位という結果に「全然悪くないと思う。もう少しレベルアップしていけたら」と笑顔で語った。米ツアーのポイントランキングでは本格参戦1年目の28位から16位→13位と年々上昇。今季はメジャー制覇などさらなる飛躍に期待がかかる。

 今週は世界選手権シリーズ「HSBC選手権」(27日~、中国)に出場する。メジャーさながらにトップ選手が揃う分厚いフィールドでの戦いを前に、手応え十分の初戦となった。