ゴルフの国内女子メジャー「日本女子オープン」最終日(2日、栃木・烏山城CC=パー71)、5位から出たアマチュアの畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高)が5バーディー、2ボギーの68で回り、通算4アンダーで逆転優勝を果たした。

 49回の歴史でアマチュア選手が勝つのは史上初の快挙。17歳263日での優勝となり、宮里藍(31=サントリー)が持っていた大会最年少優勝記録(2005年、20歳105日)も更新した。

 畑岡は前半を1バーディー、1ボギーで折り返すと、後半に入り10、12、13番でバーディーを重ねて首位に浮上。16番のボギーで、一度は並走していた堀琴音(20=東芝)に首位を譲ったが、最終18番で難しい下りのパットを沈め、1打リードで後続の堀を待った。

 堀は17番でボギーを叩き、勝負の18番は6メートル以上あったバーディーパットを決められずにパー。その瞬間、最終組の結果を待たずに優勝が決まった。

 前日首位の長野未祈(15=千葉・麗沢高)は1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの78と崩れて通算2オーバーの10位。昨年優勝の田仁智(22=韓国)は70と伸ばしきれず通算1アンダーで4位だった。