【ISPSハンダグローバルカップ】「ゴルフ界のビリケン」こと、藤本佳則(25=ISPS)も注目の一人だ。藤本にとって、ツアー3勝目がホスト大会でのVとなれば言うことはない。

 すでに勝利へのお膳立てはできているといっていい。今季ここまで6戦のうち半分の3大会でトップ10入り。詳細なデータを見ても、パーオン率は69・44%で2位。平均飛距離とフェアウエーキープ率を合わせてポイント換算した「トータルドライビング」も12位とまずまず。

 これらをすべて合わせた「ボールコントロール」の部門では2位と昨年(同1位)同様、抜群の安定感を示している。数字だけを見れば、今季の勝利がないことが不思議なぐらいだ。

 6月1日に行われた会見では「先輩である谷原さんと2人で大会を盛り上げたいです」と意気込みを語った。ルーキーイヤーの2012年には、当時の国内ツアー最速記録に並ぶ5試合目での優勝を達成した勝負強さも持っている。

 昨年10月には第1子も誕生しただけに、そろそろ“パパ初V”を挙げたいところだ。