7日(日本時間8日)まで行われたゴルフ米男子ツアー「メモリアル・トーナメント」で通算12アンダーの5位に終わり、連覇を逃した松山英樹(23=LEXUS)に、次は世界最高峰の難コースが待ち受けている。

 松山は今週の「セントジュード・クラシック」を欠場し、18日開幕のメジャー第2戦「全米オープン」に備える。全米ゴルフ協会(USGA)が毎年、優勝スコアをイーブンパーに設定し、ハードなセッティングに仕上げることで知られる同大会。今年が初開催となるチェンバーズベイGC(ワシントン州)は過去最難関と評判だ。

 USGA役員のマイク・デービス氏は「一度や二度の練習ラウンドでコースが分かったと思ったら大間違いだ」と警告。今月初めに練習ラウンドを行ったタイガー・ウッズ(39=米国)は「彼の言葉には注意を払う必要がある」と感想を漏らした。大会が始まれば、選手たちから「難し過ぎる」とブーイングが出ても不思議はない。

 もちろん、松山も4月に現地を訪れ、コースをチェック済み。生い茂ったラフと無数のバンカーに囲まれ、英国のリンクスを思わせるコースをいかに攻略するか。メジャー制覇に向けて、準備に抜かりはない。