【ニュージャージー州パラマス22日(日本時間23日)発】米男子ツアーのプレーオフ初戦「バークレイズ」(リッジウッドCC=パー71)2日目、松山英樹(22=LEXUS)は3バーディー、2ボギーの70とひとつ伸ばして通算4アンダー。16位と順位を3つ落とした。初日10位の石川遼(22=CASIO)は73で回り通算2アンダーの39位。首位は8アンダーのA・スコット(34=オーストラリア)とC・トリンゲール(26=米国)。

 松山は前半の11番でバンカーからグリーンオーバーさせてボギー。後半に入ると3番から3連続バーディーを奪ってトップ10に入ってくる。

 だが8番で9メートルから2メートルオーバーし、返しを決められずに3パットのボギーを叩き「もったいなかった」と振り返る。

 それでもこの日フェアウエーを外したのは2回だけで、後半はすべてパーオン。今大会で7位以内に入ればプレーオフ(全4戦)最終戦の出場権を獲得できる見込み。

 十分に狙える目標だが、残り2日に向けては「ゆっくり焦らずプレーできたらいい」と話した。

 石川は4バーディー、6ボギーと出入りの激しいゴルフ。16番パー5で3打目をグリーンオーバー。18番パー4はティーショットを右に曲げて連続ボギーでのフィニッシュとなってしまった。

 V戦線からは後退したが「ひどいスイングで、これだけ難しいコースで耐えられたのは、逆転の発想で自信を持っていいのかもしれない」と前向き。出場人数が毎週絞られるプレーオフで、石川が出場資格を持っているのは来週の2戦目まで。3戦目以降に進むためには、これ以上順位を落とせない。