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巨人イッキ20億円補強 FA市場へ久々本格参戦!


選手、スタッフに訓示を述べる由伸監督(中)

 巨人が久々にストーブリーグの主役となりそうだ。今季は日本シリーズを残すだけで、すでに各球団は来季へ向けた編成作業に取り掛かっている。近年静かだった巨人も、今年は指をくわえて見ているつもりはない。親会社の大補強指令のもと、今オフは実に“総額20億円”に迫る巨大予算が組まれていることが判明。大物が並ぶFA市場への本格参入も確実な情勢だ。

 

 来季のV奪回を目指す巨人ナインは17日、ジャイアンツ球場に集合して秋季練習をスタートさせた。高橋由伸監督は練習の冒頭で「春へ向けて時間はある。昨年同様、個々の力を上げることをメーンに励んでほしい」と訓示。その後は約2時間にわたっておのおのが個人練習に費やした。

 

 今秋の大きなテーマは若い力の発掘と育成。指揮官も「このチームにとって若手の台頭、新しい選手がレギュラーをつかむというのは課題」とした。ただ、今季も多くの若手がチャンスを与えられたが、結局は誰も残らなかったのが現実だ。同じように期待しているだけでは、V奪回への道は開けそうにない。

 

 由伸政権2年目の来季は結果も求められる。勝つためには、やはり補強も必要だ。チームが低迷していた今年7月上旬、読売グループの総帥である渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆は「由伸の責任じゃねえからな。フロントだよ。だって補強してねえじゃん。今の陣容で勝てったって無理だ」とフロントの補強姿勢を一喝した。

 

 口を出すときには“カネも出す”のが巨人のトップ。昨オフはギャレットとクルーズの新外国人コンビ獲得に総額5億円超をつぎ込んで話題となったが、今年の補強資金は桁違い。読売関係者によれば、すでに球団が提出した補強計画案に納得の上で、上層部は「FA、新外国人を含め、総額15億~20億円の支出にゴーサインを出している」という。

 

 今オフのFA市場にはオリックス・糸井、日本ハム・陽岱鋼、DeNA・山口、西武・岸、ソフトバンク・森福ら大物が権利を行使する気配を見せている。巨人はいまだ姿勢を明確にしていないが、久々の本格参入は確実で莫大な資金を武器に一気に複数獲得を狙いにいく可能性がある。退団濃厚なポレダ、アンダーソンらに代わる新外国人の獲得調査も米国を中心に並行して進めており、投打数人の獲得を検討している。すべてが実現すれば、近年にない大補強となるのは間違いない。

 

 由伸監督は補強に関して「編成の問題は各担当に考えるべき人がいるので」と球団に委ねる構えだが…。指揮官にとって勝負の来季、球団は覇権奪回を狙える戦力を整えられるか。

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