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ワタシ流貫いた田中理恵
2012年05月10日 12時00分

 体操界のヒロイン田中理恵(24=日体大研究員)が悲願の五輪切符をつかんだ。5日のロンドン五輪最終選考会「NHK杯」で4月の全日本選手権に続き優勝。兄の和仁(26=徳洲会体操ク)、弟・佑典(22=コナミ)も代表に決まり、3きょうだい揃い踏みとなったが、その裏には理恵の〝反発〟があった。

 五輪代表になるためにはクリアしなければならない課題は多い。その中で理恵が最も頭を悩ませたものが体重だ。現在45キロ台をキープしているが、昨年10月の世界選手権前から日本体操協会の強化部から「もっと減量しろ」と指令が出されていたという。

「周りの選手が細い子が多いためでしょう。(塚原千恵子)代表監督から『44キロにしなさい』と言われたらしい。ところが、絞りすぎて体調を崩してしまった。一時貧血になったのは、それが原因なんです」(日体大・近藤典子監督)

 その結果、世界選手権では個人総合20位、団体では床運動でミスをするなどボロボロに…。そこで日体大はあえて強化部の方針を無視。「絶対に45キロを切らさないようにした」(近藤監督)。この戦略が五輪切符につながったというわけだ。

 塚原監督も「理恵さんは45キロがちょうどいい。そこは所属コーチと相談して自己管理に任せています」と理恵のやり方を認めた。「自分の演技をする」と言い切る理恵は〝オレ流〟ならぬ〝ワタシ流〟を五輪でも貫く。

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