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方針がブレまくる浦和の悪循環
2012年03月14日 12時00分

【Jリーグ:浦和の再建なるのか(2)】
 なぜ戦力も資金力も観客動員力もある浦和が急激に低迷したのか。
 数々のタイトルを奪い「ビッグクラブ」となった浦和は2008年、5年ぶりに無冠でシーズンを終えた。そこで当時の藤口光紀社長(62)は「育成型クラブ」の確立を掲げ、若手育成に定評のあったフォルカー・フィンケ監督(63)を09年に招聘した。
 大物外国人や日本代表級の大型補強を繰り返してきた浦和にとって、突然の方針転換。選手間にはフロント陣への疑念が生まれ、チームの歯車は狂った。しかもフィンケ監督が「なぜ毎回優勝しなくてはいけないと言われるのかわからない」と発言すると、周囲の反感を買った。
 それでもフィンケ監督が世代交代を加速させると、不信感を募らせた元日本代表DF三都主アレサンドロ(34=名古屋)、DF田中マルクス闘莉王(30=名古屋)、GK都築龍太(33=引退)、FW高原直泰(32=清水)、MFロブソン・ポンテ(35)ら黄金期を築いた主力が浦和を去った。
 また結果が出ないことで監督だけではなく、強化責任者も頻繁に代わった。09年に就任した信藤健仁テクニカルダイレクター(51)、10〜11年の柱谷幸一GM(51)がチームを追われ、クラブ方針、強化方針がブレまくる悪循環に陥った。
 橋本光夫社長(62)は「強化部の強化」を掲げ、浦和の黄金期を築いた山道守彦氏(48)を強化本部長に指名。今季はMF阿部勇樹(30)、DF槙野智章(24)と現役日本代表の補強を実現させるなど、再建への大きな一歩を踏み出した。
 そんな補強の一方で、ミハイロ・ペトロビッチ監督(54)の戦術に見合ったチーム編成ができているのかについては、疑問の声も噴出している。

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