韓国で東京五輪の選手村で使用される〝段ボールベッド〟に嘲笑の声が上がっている。

 選手村が報道陣に向けて公開されたが、韓国メディアが注目したのが段ボール製のベッド。韓国紙「マネートゥデー」は「五輪の大会史上初めて段ボールで作られたベッドだ。災害が多い日本は、被災者の収容施設のプレハブで段ボールをよく使ってきた。小さな箱を複数組んで大きな箱を作製し、ボックスをつけて作る方式で、大きな骨組みだけでなく接続部もすべて紙になっている。マットレスはポリエチレン素材で作られ、選手の体形に合わせて調節できる。大会が終わった後にはすべて回収され、リサイクルに使われる予定だ」と説明した。

 この段ボールベッドは以前から日本国内でも話題になっていたが、韓国では批判が起きている。

 同紙はこのベッドに対する韓国民の声を紹介。「子供用ではないのか?」「選手たちは寝ている時に落ちるだろう」「韓国だったら、ゲストを迎えるのになぜ、あんな風なものなのかと大騒ぎだ」など非難ごうごう。

 さらに同紙は「安倍晋三前首相の親族が2012年から段ボール製品を取引する企業の代表だったということに言及し、癒着疑惑まで提起している」と指摘した。

 韓国内での〝東京五輪アレルギー〟は強まるばかりだ。