イングランド・プレミアリーグで実現した〝日韓戦〟でアーセナルの日本代表DF冨安健洋(22)が活躍したが、韓国メディアは辛辣な論評を展開した。

 冨安は26日に行われたトットナム戦にフル出場し、堅守で3―1の快勝に大きく貢献した。

 見事な活躍ぶりにアーセナルOBで元イングランド代表DFのトニー・アダムス氏が英スポーツ専門放送局「スカイ」で「トミー(冨安)が大好きだよ。今日はポジショニングが素晴らしかったね」と絶賛するなど評価はうなぎ上りだ。

 そして今回の一戦は、トットナムのエースが韓国代表FW孫興民だったことから〝プレミア日韓戦〟としても注目を集めていた。

 トットナムは敗れたが、孫は1ゴールを奪って面目を保ったことで、韓国メディアは孫を絶賛。「スポーツ韓国」は「孫はアーセナルキラーだ!」と直近の試合における相性の良さを強調したり、「インターフットボール」は「孫が一人だけ輝いていた」と孤軍奮闘ぶりをたたえた。

 さらに同メディアは、冨安について辛口批評。「冨安は日本代表、孫は大韓民国代表で、北ロンドンダービーでミニ韓日戦が繰り広げられた」としたうえで「孫は攻撃陣をけん引した。一方で富安も悪くない活躍ではあったが、孫のゴールによる失点の場面ではミスが見られ、FWハリー・ケインとのマッチアップでも簡単に倒れるなど1対1の機会では物足りなさを残した」と厳しいジャッジをくだした。

 やはり〝日韓戦〟となると、韓国メディアはどうしても負けたくないようだ。