スペイン1部バルセロナがロナルド・クーマン監督の解任を検討している中、英紙「デーリー・スター」はイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督(50)も候補に挙がっていると報じている。

 かつてバルセロナを指揮した、世界的な名将のグアルディオラ監督。莫大な違約金が発生することやシーズン中であることから、実現は非常に困難だが、チーム再建には最適な指導者であることは間違いない。同紙は「バルセロナはロナルド・クーマンの後継者を探している。そしてペップ・グアルディオラをカンプノウ(本拠地スタジアム)に誘惑するのに必死だと言われている」と伝えている。

 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長がかねて熱望している指揮官を説得するため、同紙は「断れないようなオファーを提示する」とし、バルセロナ時代に指導したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(現パリ・サンジェルマン)や元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現J1神戸)を「利用する」とも報じている。

 メッシやイニエスタが協力するかは不透明なところ。一方で、バルセロナはクーマン監督の後任候補とされるベルギー代表のロベルト・マルティネス監督と接触したとも伝えられている。「グアルディオラ監督復帰」はすでに実現は困難な状況のように思われるが、非現実的な案を検討するほど、追い込まれているというところか。