フランス1部パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマール(28)に、最大20試合の出場停止処分が浮上している。

 スペイン紙「ムンド・デポルティボ」によると、ネイマールは、自身を含めて5人の退場者出して大荒れとなったマルセイユ戦(13日)で日本代表DF酒井宏樹(30)に対する人種差別的発言を行ったため、年内のリーグ戦出場停止になる可能性があると報じた。

 試合中2度に渡ってマッチアップした酒井に「クソ中国人」と言い放ったとされ、フランスプロリーグ機構(LFP)の規定では、人種差別的発言が認められれば、8~10試合の出場停止になるという。すでにマルセイユ戦の退場処分で2試合の出場停止となっているため、年内の出場はかなわなくなるわけだ。

 さらにネイマールはスペイン紙「アス」によると、自身がマルセイユ戦中に差別発言を受けたと主張するDFアルバロ・ゴンサレス(30)へも差別的な言葉を吐いた疑惑も指摘されており、酒井の件と含めて最大20試合の出場停止もあり得るとしている。

 マルセイユ側は酒井に対する暴言の証拠映像を持っているというだけに、ネイマールにとって不利な状況。ゴンザレスに対する差別まで認められれば、今季の大半を棒に振ることにもなりかねない。果たしてどこまでの処分が下されるのか。