〝FC東京の貴公子〟が森保ジャパンのレギュラー取りへ猛アピールだ。

 森保ジャパンは15日のカタールW杯アジア2次予選キルギス戦で5―1と快勝したが、そこで強烈な存在感を放ったのがDF小川諒也(24=FC東京)だ。

 左サイドバックで先発すると、前半33分には絶妙のクロスを上げてFWオナイウ阿道(25=横浜M)のハットトリック達成をアシスト。その他にも左サイドから精度の高いクロスを送り続け、持ち前の攻撃力をアピールした。

「クロスを1、2本上げたときに芝が深かったのでそこから修正した。そのあとは合わせやすいシーンが多かった」と試合中の対応力に自信を深めた様子の小川。快速FW浅野拓磨(26)とも好連係を見せ「はっきり動いてくれるので、自分も生かしやすかった。スピードがあるので簡単に裏を取れる場面があった」と代表で強力コンビとなりそうだ。

 来年のカタールW杯へ向けてここから本格的なサバイバルがスタートする。「まずはゴールやアシストの結果がほしかったので、1アシスト付けられたのはよかった。でもまだまだ足りない部分が出たので、東京に帰って突き詰めたい」と小川。かつてFC東京でプレーしたDF長友佑都(34=マルセイユ)に挑戦状を叩きつけるべく、まずはFC東京でさらなる成長を目指す。