【ボートレース下関GⅠ競帝王決定戦(11日開幕):注目レーサー】近況はGⅠレースを転戦し、山口支部の記念レーサーとして定着しつつある谷村一哉(36・山口=82期)にとって、通算7Vの実績を誇る地元水面。その攻略法を聞いた。

 ——まずは出力低減型になる前となった後と比べて何か変化は

 谷村:まだ手探りの面はありますけど、僕自身だけでなく全体的に見てもレース自体の根本的なことは変わってない気がします。でも出力低減型になってからは風の影響が大きくなりましたね。

 ——下関の水面の特徴的なところは

 谷村:下関は広く見られがちですけど、ホーム側が狭いので選手はそこまで広いとは思ってないんじゃないですかね。ピットから2Mまでが長いので内(の枠番)でも伸びで一気にやられる時があります。ピット離れは気を付けなくてはいけないですね。それと満潮時には1M側はうねりが出るので、一気に難水面となります。博多(福岡)と違って海水の引き込みの間口が狭いので、引き波でひっかかるし、向かい風ともなるともう乗れませんよ(笑い)。あとはバックでは内伸びする傾向があるので、僕の場合は展開にもよりますけど、外を握っていくよりあえてブイ際を差していくとレースイメージがいい気がします。

 ——最後に今年のここまでの成績を振り返ってみて

 谷村:ダービー(浜名湖)に出たくてそこを目標に1年間頑張ってきたけどかなわず、今年もいつも通りというかダメだなって少しテンションは下がってます。けど、まだGⅠ初Vってモチベーションの上がる材料はあるので、何とか頑張りたいです。もうあとはそこだけですよ(笑い)。