【ボートレース多摩川GⅠウェイキーカップ 開設61周年記念(3日開幕)】せっかくレース場に足を運ぶなら、途中下車して周辺スポットに立ち寄ってはいかがだろうか? 今回はボートレース多摩川に行く前に、西武多摩川線「新小金井」駅で途中下車。豊かな自然に囲まれる「はけの森美術館」を訪れた。ナビゲート役は、ただ今ボートレースに夢中のタレント・田中沙百合。これぞ「多摩川ボートを10倍楽しむ観戦ルート」だ!

 ボートレース多摩川の最寄り駅といえば西武多摩川線「競艇場前」だ。駅の真横に水面が広がり、改札をくぐるとボートのエンジン音が聞こえてくる。だが、今回はレース場に行く前にあえて「新小金井」駅で途中下車し、中村研一記念・小金井市立「はけの森美術館」に足を運んだ。

 大正から昭和にかけて活躍した洋画家・中村研一は、戦災で東京・代々木のアトリエを焼失。1945年にこの地へ移り住んで制作を続けた。同美術館には中村の作品を中心に、約800点の水彩画、油絵、陶芸品が展示されている。作品をうっとりと眺める沙百合クンは思わず「すてき…」と声を漏らした。

 小金井市は緑と水に恵まれた街。それを象徴するように、美術館周辺の「美術の森緑地」には東京名湧水にも選ばれた湧き水が流れ、緑があふれ、夏はせみ時雨が降り注ぐ。美術館前に通る「はけの小路」は暑さもしのげるため、夏場には最適の散策スポットだ。ちなみに「はけ」とは、小金井市の南部を東西に延びる「崖」のこと。

【はけの森美術館】
 ▽住所 東京都小金井市中町1―11―3
 ▽アクセス 西武多摩川線「新小金井」駅からCoCoバス中町循環「美術館入口」「中山谷」下車で徒歩1分、JR中央線「武蔵小金井」駅から徒歩15分
 ▽電話 042・384・9800
 ▽営業時間 午前10時~午後5時(入館は同4時半まで)
 ▽休館日=月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始、展示替え期間
 ▽観覧料 所蔵作品展=一般200円、小中学生100円、企画展=その都度設定

 ★中村研一による「夏」をテーマにした所蔵作品展「けんぼしゃんの夏休み」が7月18日から9月13日まで開催。同展では小中学生は無料(ワークシートプレゼントあり)

はけの森セットを食べる沙百合クン
はけの森セットを食べる沙百合クン

 芸術と自然で心を癒やした後はおなかを満たそう。同館に併設された「オーブン・ミトンカフェ~はけの森~」はオシャレな一軒家風のカフェ。一番人気の「はけの森セット」(870円)に舌鼓を打った沙百合クンは「シュークリームが最高!」と感激した。

 美術館を後にして再び西武多摩川線の電車に乗り、いざレース場へ。初のボートレース多摩川に乗り込んだ沙百合クンはさっそく水面を間近で眺めると、青をコンセプトにしたこの日の衣装にちなんで「青=4枠」から2連単を購入。なんと人気薄決着となり2連単6470円をゲットした!

 想像以上に充実した「途中下車」に加え、舟券でも大儲け。沙百合クンは今回の「多摩川観戦ルート」に大満足だった。

【オーブン・ミトンカフェ~はけの森~】
 ▽住所・アクセス ※美術館と同じ
 ▽電話 042・385・7410
 ▽営業時間 午前10時~午後4時45分(ラストオーダー4時15分) ※11~2月は午後3時45分まで(ラストオーダー3時15分)
 ▽定休日=月・火・水曜日、第3日曜日(その他、臨時休業あり)

4枠から買った舟券が的中!
4枠から買った舟券が的中!

<田中沙百合の訪問後記>長崎・大村育ちなのでボートレース場は大村しか行ったことがありませんでしたが、多摩川は「静水面」といわれるだけあって水面が穏やか! それにスタンドからレースがとても見やすかったです。しかも私の青い衣装にちなんで4枠から買った舟券が見事に的中! 忘れられない思い出になりました。

 また、今回訪れた「はけの森美術館」は豊かな自然に囲まれ、セミの鳴き声や湧き水のせせらぎなども聞こえ、心が癒やされました。「美術館」からの「ボートレース多摩川」というルートで、ボートレースをよりいっそう楽しめると思います!

☆たなか・さゆり=長崎県大村市出身。活水女子大を卒業後、九州地方を中心に本格的にタレント活動をスタート。2013年に全国約2000人の中から第34期・宝くじ「幸運の女神」イメージキャラクターに選ばれ、1年間活動。現在はテレビ、新聞、雑誌など幅広く活躍し、女優業にも挑戦中。特技は剣道(三段)。趣味は乗馬(ライセンスあり)。人生のモットーは「愛のある人」になること。身長167センチ、血液型=B。