【児島プレミアムGI「マスターズチャンピオン」:カウントダウンコラム(4)】

<直前データ:エンジン>エンジンは年明けの1月10日に下ろして以来、約3か月が経過し、次第に良しあしもハッキリしてきた。エース機といえるのが2機。46号機と55号機が両横綱だ。

 2連率が唯一60%を超える46号機は2月のGI中国地区選で白井英治がオール3連対で優勝を遂げた機であるが、乗り手を選ばないのが特徴。55号機は初下ろし以来、4節連続優出し、4節目で万正嗣が優勝を飾った。その後2節は優出はないが、前節の国浦英徳は間違いなく上位級に仕上がっていた。

 これに続くのが20号機と49号機。20号機は乗り手がすべてA級と恵まれていることもあるが、毎節平均以上に噴いているのも事実。初下ろしから3節目の佐々木康幸が優勝した49号機は、続く地区選で立間充宏、直前の福来剛がともに準V。

 また出力低減モーターは経験の有無も大事なので、選手のコメントには注意したい。

<直前データ:水面>瀬戸内海に面していて、対岸の向こうには大小の島々、そして天気が良ければ遠く四国まで見えるロケーション。風光明媚さで言えば全国でも一、二を争うレース場だ。海水の水面であるため、潮位の干満によってレースの形態が変わるのが特徴。満潮時はうねりが残る影響で乗りづらく、センターからの全速攻撃も不発に終わることが多い。よって必然的に内コースが強くなる。逆に干潮時は穏やかな水面になることが多く、センターからも安心して思い切って握れる。

 潮汐表によると、マスターズ期間の満潮、干潮時刻はそれぞれ、14日7時19分、13時56分、15日8時23分、14時53分、16日9時15分、15時38分、17日9時57分、16時18分、18日10時34分、16時55分、19日11時07分、17時31分となっており留意が必要だ。