【26日開幕!多摩川GⅠウェイキーカップ:水面特徴&エンジン10傑】“日本一の静水面”といわれる多摩川は淡水の箱型プール。水が硬く、重いといわれ、非力なエンジンでは乗りにくさが出るし、波を越えていかない。

 関東地区のその他の場と同様に、インコースが強くないイメージがあるが、これがいざGI戦レベルとなるとガラリ一変する。確かに通常の一般戦では1コースの1着率が38%程度でセンター、アウトからでも十分に通用しているが、記念レースとなるとこの数字は一気に50%を超え、さらに2コースも1、2着率ともに大きく上昇。当然、5、6コースのそれはグンと下がる。

 これは一般戦ではS隊形がバラけるシーンが多いが実力者が揃うGIでは早いタイミングで横一線になることが多いから。今節もこの傾向はしっかりと表れるはずだ。

多摩川エンジン10傑
多摩川エンジン10傑

<エンジン相場>昨年8月から使用され、相場は固まっている。押しも押されもせぬエース機は「41」。伸び型でインパクトある足色が特徴で、現在2連率56%はダントツの数字だ。同49%で2位の「28」は実戦型に仕上がる傾向だが近況は下降気味。それよりレース足系の「53」、スリット足光る「64」をオススメしたい。

 2節前の谷川里江が節一級に仕上げた「17」も伸びは抜群。他では伸び系の「26」、行き足系の「29」、近況上昇中の「66」、数字以上に動きがいい「32」も要チェックだ。