ボートレース浜名湖の「浜名湖賞 開設61周年記念」は20日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇・深谷知博(26=静岡)が優勝。賞金900万円を手にした。深谷は通算8回目の優勝。GⅠ初優出にして初優勝の快挙を遂げた。

 スタート展示では赤岩善生の前づけに各艇が抵抗。オールスローとなったが、本番では枠なりの3対3。2、3コースがS遅れる中へこみの展開、カド桐生順平の強襲を深谷がうまくしのいで押し切った。

 これで深谷は賞金ランクをジャンプアップさせ、一気に45位まで浮上。年末の平和島グランプリシリーズの権利を事実上確定させるとともに、来年3月の尼崎クラシックの権利を手にした。レース後は「先輩方から話を聞くとグランプリの雰囲気は独特と聞くし、その空気を一度味わってみたい。自分も最後(ベスト18)に残れるようになりたい」と今後の抱負を語った。

 なお、深谷の次節は当地連続参戦となり、29日からの「中京スポーツもみじ杯」。ドリーム1号艇がすでに決まっており、「変なレースはできないですね」と意気込んでいた。