将来のボート界を担う若き精鋭たちが集結! 今年から新設されたボートレース戸田のプレミアムGⅠ「第1回ヤングダービー」の開幕(23日)に先立ち、その「前夜祭」が埼玉・川口市内で盛大に開かれた。

 記念すべき第1回大会を祝い、この日集まったファン、関係者は約250人。「第1回は歴史を刻む第一歩」という上滝和則選手会長の力強い乾杯のあいさつで始まった前夜祭は、30歳未満の若手レーサーが戦う大会を象徴するように女性客の黄色い声援が終始、会場に飛び交った。

 圧巻は初日ドリーム戦出場者6人のインタビュー。地元エースの桐生順平をはじめ、篠崎兄弟(兄・元志と弟・仁志)、峰竜太らのイケメンレーサーが大歓声とともに壇上に姿を現した。1号艇・篠崎元は「ここまでやってきたことをすべて懸けて挑戦したい。篠崎兄弟で盛り上げたい」と抱負を語ると、弟の篠崎仁も「ここで勝てばまた成長できる。兄弟で盛り上げ、最後はボクが優勝したい」と応戦。ボート界最強の兄弟の競演にファンは熱狂した。一方、地元の桐生も「自分が一番戸田を走っているので問題ない」と、受けて立つ覚悟を見せた。

 また、今大会のカギを握る強豪女子レーサーでは平山智加、鎌倉涼が出席。今回が最初で最後の出場となる平山は「私は意外と年を取っていて…。いい思い出をつくりたい」と言い、会場を笑わせた。