蒲郡で開催された「中京スポーツ杯争奪第29回蒲郡ボートキング決定戦」は15日が最終日。12Rで優勝戦が行われ、1号艇の倉谷和信(50=大阪)がイン逃げ快勝した。

 スロー3艇はコンマ18とスリット横一線となる中、倉谷がコース有利に先マイ。1Mをまくり差した藤田がバックで1艇身差まで迫ったが、2Mを先取った倉谷がそのまま押し切った。

 今シリーズのパートナーは2連率が18%しかない31号機。前検の段階では苦戦も予想されたが、「つい自分の型(出足型)に合わせてしまいがちだが、やっぱりエンジンに逆らったらダメだね」と相棒を常にベストの状態に合わせることに専念したのが奏功した。

 今節の活躍で今月いっぱいが選考期間のとこなめダービー(10月14~19日)もほぼ出場が確定。「出れたら頑張るけど、あまり欲がないのが好結果につながってるからね」。ベテランらしく、あくまで淡々と抱負を語った。