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馬に助けられ初勝利「精一杯の騎乗で地方競馬を盛り上げたい」


【地力勝負:佐賀編】東スポのI氏から「今度、地方競馬のリレーコラムを始めるから。佐賀のル・プランタン賞で掲載予定だからお願いね」の電話。〝さて、ネタはどうしようか〟と、頭の中はパニくりながも、口から出たのは「大丈夫です」の大風呂敷。

 そこでさっそくネタ探しに事務所をぶらぶら。すると事業課の鶴課長から「小山紗知伽がデビューしますので、記事にしてやってください」と声がかかった。小山といえば、記者が佐賀と掛け持ちで担当していた荒尾でデビューを予定していた女の子。昨年、荒尾が13億円の赤字を抱えたまま廃止となったことで、出身地・熊本でのデビューがなくなり、厩舎で涙している姿がいまだに印象に残っているが、2年間の地方競馬教養センターの訓練に耐え、騎手試験に合格。今月7日にプロへの第一歩を踏みだした。

 デビュー初日は4、3着。「自己採点で最初のレースが20点、次が50点」と辛口にレースを振り返ったが、デビュー2日目にして初勝利を挙げた。それでも「この初勝利は馬に助けられたもの。自分の力で〝初勝利〟できるように頑張ります」と控えめなコメント。しかし、記者には逆にそれが頼もしく感じられた。「もう地方競馬場がなくなるのは嫌です。精一杯の騎乗で地方競馬を盛り上げられたら…。いえ、盛り上げます」という固い決意とともに、これから優勝劣敗の世界で生きていく力強さが見てとれた。

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