新日本プロレス23日川崎大会「ワールドタッグリーグ」公式戦で、EVIL、高橋裕二郎(40)組が天山広吉(50)、小島聡(51)組を拷問の館に引きずり込み、待望の初日を挙げた。

 開幕から3連敗と低迷していた「ハウス・オブ・トーチャー」だが、この日は悪の連携がさえわたった。孤立した裕二郎がテンコジカッターから天山のアナコンダバイスに捕らえられタップをするも、セコンドのディック東郷がレフェリーの目を引き付けていて無効化に成功する。さらに技を解いてしまった天山にEVILが背後から急所攻撃を見舞って、形勢を逆転した。

 さらにEVILは、パートナーの救出に訪れた小島に対しても急所攻撃を決めて試合から排除。最後は完全に孤立した天山に裕二郎がステッキ攻撃からBIG JUICE(インプラントDDT)を決めて無慈悲な3カウントを奪った。

 してやったりの裕二郎は「テンコジ、しょせんお前らはオールドスクール博物館に飾ってあるような化石のようなタッグチーム。お前らが今夜見るのはコレ悪夢。これ、マジ!」と豪語。EVILも「WTL初日、見たか。白星発進だよ。ここから全勝優勝だ。全部勝っていくからよ、よく見とけ! なんか文句あんのかよ? 俺が法律だ、よく覚えとけ!」と、3敗をなかったものとしてリーグ戦制覇を予告していた。