新日本プロレス15日の後楽園ホール大会で、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのSANADA(33)と内藤哲也(38)がIWGPタッグ王者のタイチ(41)、ザック・セイバーJr.(33)組への挑戦を猛アピールした。

 タッグ王座取りへ名乗りを上げている2人はこの日、8人タッグ戦で飯伏幸太(39)率いる本隊と激突。マスター・ワトを孤立させると、鮮やかな連携で一気に攻め立てる。

 旋風脚をかわしたSANADAがワトを突き飛ばすと、内藤がマンハッタンドロップを発射。SANADAのドロップキック、内藤の延髄斬りと波状攻撃をしかけていく。最後はTKOをフェイントにドラゴンスリーパーで捕獲したSANADAが、Skull Endに移行してギブアップを奪ってみせた。

 試合後のリング上では普段寡黙な男がマイクを握り「本当は言いたくないんですが、TKG(注・鷹木)、めっちゃ輝いてますね。内藤さん、俺らもIWGPタッグを取って、TKGより輝きませんか」と呼びかけ。内藤も親指を突き上げて呼応した。

 さらにSANADAと内藤は、放送席でゲスト解説を務めていたタイチをリング上に呼び込むと、タッグ王者組が表紙を飾っている今シリーズのパンフレットにサインをねだる。タイチは罠の可能性を警戒しながらも、リングに置かれたペンを拾ってサイン。

 無駄に緊迫した空気の末、サインをゲットした内藤は「どうしてもサインが欲しくて。パンフレット持参で入場しちゃったよ。あとはザック・セイバーJr.のサインをもらえば完璧だな。明日どうやってもらおうかな~。楽しみだぜ、カブロン」と、王者組のサインコンプリートを予告。一体何を企んでいるのか――。