新日本プロレスは8日、「2大スタジアムマッチ」として開催を予定していた15日の横浜スタジアム大会と29日の東京ドーム大会を延期すると発表した。代替日は未定。

 横浜スタジアムは団体初進出、東京ドームは今年1月4、5日の2連戦に続く年間3度目の開催として注目を集めていた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、東京や大阪など4都府県に出されていた緊急事態宣言は、愛知と福岡を加えて期限を31日まで延長された。これまで無観客開催だった大規模イベントは上限5000人の入場が可能となるが、新日本はこの日「緊急事態宣言延長の発令を受け、また現在の新型コロナウイルス感染状況、ならびに感染拡大防止に向けた判断として」2大会の延期を決定した。

 また、新日本では5日に参戦中の2選手が陽性判定を受けたばかり。濃厚接触者ならびに他選手、スタッフも必要に応じ検査を行うとしており、今後の大会への影響は避けられないと見られていた。

 振り替え大会は現在スケジュールを調整中。販売済みのチケットは振替大会で有効となるが、延期に伴い払い戻しの対応も予定している。2大スタジアム大会以外の発表大会に関しては、今後の状況を注視しながら発表するという。