新日本プロレスの“暴走キングコング”真壁刀義(47)が、女子プロレス団体「スターダム」に猛ゲキを飛ばした。8月22、23日のスターダム横浜武道館大会のアンバサダーに就任し、大会の成功と団体の飛躍を後押し。まさかの“女子プロデビュー”の公約を掲げ、単体での東京ドーム大会開催に期待を寄せた。

 スターダム真夏のビッグマッチ2連戦は、完成したばかりの横浜武道館のこけら落としとして行われる。神奈川県出身という縁があり、大会アンバサダーを務める真壁はこれまでスターダムとは接点がなかったものの、1日の会見で一生懸命な選手たちの姿を見て応援する気持ちが高まった。「今までの女子プロレスというカテゴリーから抜け出してもらいたいんだよね、俺は。横浜大会を大成功させて、女子プロの何たるかを見せつけてもらいたい」と目を輝かせた。

 期待する選手には「会見前半の2人(飯田沙耶と星野唯月)は体のバランスができてるのを感じた。自信があるんだろうなって伝わってきたな。あとベルトホルダーがどれだけの意地を見せるか」と挙げつつ、自身同様にチェーンをトレードマークとする刀羅ナツコ(29)も気になる存在だ。

「自分にプラスアルファのものをつくろうとしてるんだと思う。それがキャラで終わるのか本物の自分に変わるのかは彼女次第。俺たちって弓を思いっきり引くから客も『テメエこの野郎!』ってなるわけよ。客に弓を引く勇気が全部分かったとき、大化けすると思う」とアドバイスを送った。

 横浜大会成功はもちろんのこと、「その上で先の夢を追っかけてもらいたい」と女子プロブーム復活のためにはさらなる知名度の向上が不可欠と熱弁を振るう。1月4日の新日本東京ドーム大会ではスターダム提供マッチが行われたが「もしあんなんで満足してたとしたらダメで、あれは通過点でしかないから。スターダムで東京ドームができるくらいのところまで持ってこいって」とエールを送る。

 しかも「スターダムがドームでできたら俺、第0(試合)に黒ビキニで出てやるから。ちょっとモッコリしちゃうけどね。『コノヤロー!』って言いながら下田美馬さんの髪をつかんで投げてやる」とまで約束した。

「本気のハッパだかんな、これ。別にどうでもいいやつらだったら、こんなとこ来ないんだから。当分かかると思うけど、夢だと思うな」。モッコリした黒ビキニ姿は全く見たくないが、スターダム勢は期待に応えることができるか。