新日本プロレス25日の愛知県体育館大会でNEVER無差別級王者の鷹木信悟(37)がエル・デスペラードの挑戦を退け3度目の防衛に成功した。

 左足への集中攻撃に加え、場外でのベルト殴打攻撃など、まさにならず者な挑戦者の猛攻に苦戦を強いられた鷹木は、リング上でもスピアーからヌメロ・ドス(マフラーホールド)に捕らえられ窮地の連続。それでもヘッドバットで反撃に出ると、首折り弾、エルボー連打からMADE IN JAPAN(変型ドライバー)で形勢逆転に成功する。

 手段を選ばぬデスペラードの急所攻撃も阻止し、龍魂ラリアートを発射。最後はパンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴンで激闘に終止符を打った。

 戦前からベルト強盗などの挑発を受けていた鷹木は「その怒り、すべて今日の試合で出せたんだ。ある意味、勝てたのはお前のおかげだ。感謝しとく」と貫禄のコメントだ。その一方で「SHOもそうだがデスぺも、そんな中途半端な気持ちじゃNEVERは取れねえよ。お前らはNEVERに対しての愛情がねえんだ。そう…『愛しさとせつなさと心強さ』がお前らには足りないんだ」と、篠原涼子の名曲を引用しバッサリ。過ちは恐れずに進む鷹木を、涙は見せないで見つめていくしかない。