新日本プロレスの内藤哲也(30)が、レスラー人生最大の危機に直面した。断裂した右膝前十字靱帯の再建手術を16日に行い、医師から全治8か月の診断を受けたことを告白。来年1・4東京ドーム大会どころか上半期も絶望となった内藤は来年6月までの復帰を明言したが、現状への危機感を募らせた。
内藤は今夏のG1公式戦で右膝前十字靱帯を断裂後もシリーズに強行出場を続けていたが、8日の両国大会で高橋裕二郎に惨敗。「あの試合で心が折れた。もうリングに上がりたくない、もう頑張れないと思った」と、手術を決断した。
16日に都内の病院で行われた人工の靱帯を作る再建手術は約3時間半に及んだ。プロレス入り前のアニマル浜口ジム時代にも同箇所を断裂、手術しているため“再々建手術”となった。
もちろん長期離脱は免れない。医師からは自力歩行まで2週間、さらに競技復帰までは最低でも約8か月が必要との診断を受けたという。新日プロ最大のビッグマッチとなる1・4ドーム大会はもちろん、上半期までも絶望的な状況だ。内藤は「今年は『30歳までにIWGPヘビー級王座』って言ってたけど、今度は『30歳のうちに復帰』という情けない目標になってしまった…」と、誕生日(6月22日)を迎える来年6月までの復帰を見据えるしかなかった。
完治すれば膝に負担のかかるスターダストプレスを十八番としたファイトスタイルも変更する必要はないとの見通しだが、復帰後に居場所がある保証はない。ただでさえ下の世代にあたるオカダ・カズチカに追い越された上に、ライバルだった裕二郎も11・11大阪大会で棚橋弘至の持つIWGP王座初挑戦のチャンスをつかんだ。
内藤は「カードに内藤の名前がなくても新日本は進んでいく。一人置いていかれる感じがある。めちゃくちゃ焦りますよ」と切迫した表情。痛恨の戦線離脱で「未来のエース」は「永遠の大器晩成」となってしまうのか…。
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