総工費5000万円の自信作“空飛ぶラーメン”
【気になる新店行ってみました】昨年末、総工費5000万円をかけたアミューズメント型のラーメン店が埼玉・大宮駅東口にグランドオープン。“空飛ぶラーメン屋台”という触れ込みなのだが、いったいどんなお店なのだろう。2016年、話題をさらいそうなので取材してみた。
経営するのは国内9店舗、海外14店舗を展開する「ラーメン凪」。通常のラーメン店の開業資金が200万~400万円のところ、5000万円とは…。「ほかのラーメン屋さんからも『とうとうアイツやっちゃったな…』と思われてますよ」と話すのは株式会社凪スピリッツの生田智志社長だ。
「空飛ぶラーメンを実現させるために採用したレーンだけで1500万、iPadを使った注文システムで1500万。見積書を見た時点で、どこの店も挑戦しないだろうなと(笑い)。だからこそやってみて、ブラックと言われがちな飲食業のイメージを変えてみたいと思ったのが導入したひとつの理由ですね」
入り口付近の券売機で食券を購入すると、QRコードが印字された食券が発行される。それを個別カウンターに設置されているiPadにかざすと、注文完了。しばらくすると、目の前にある2段のレーンのどちらかにアツアツのラーメンが走ってくる、いや、スープがこぼれないギリギリのスピードで“飛んでくる”という仕組みだ。
麺の硬さ、味の濃さ、脂の量などは注文時にタッチパネルで好みに調整可能。また、ラーメンが到着すると、タッチパネルでルーレットが回り、「当たり」が出ると追加トッピングがサービスになるという遊び心もちりばめられている。
「レーンで運ぶことにより完成してからの提供スピードが1分近く速くなりました。そして、注文にiPadのシステムを使うことで、提供までの時間をリアルに把握しつつ、待ち時間が長くなってしまったお客様にはルーレットの当たりが出やすくなるといったサービスも可能に。何よりアルバイトの数を3割減らせることが大きい!」(生田社長)
オーダーの間違いを防ぐことにも一役買っており、店員からは「仕事が楽になった」。都内の他店舗への導入も検討しているという。
人気チェーンだけに味も折り紙つき。主力商品「すごい!煮干しラーメン」は日本全国から厳選した20種類以上の煮干しをブレンドした超濃厚煮干しスープで口の中にガツンとくる味わい。ラーメンの上に乗った幅広の「いったん麺」のピロピロした食感も病みつきになりそうだ。
【ラーメン凪 大宮店】さいたま市大宮区大門町1―24―1 1階。24時間営業。無休。
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