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金田法相下だから?再審請求中でも死刑執行の裏事情


 法務省は13日、死刑囚2人の刑を執行した。うち1人は再審請求中で、死刑執行は極めて異例。金田勝年法相(67)が法務官僚に狙い撃ちされたとの声も出ている。

 執行されたのは2011年に岡山で元同僚女性を殺害した住田紘一死刑囚(34)と、1991年に京都、兵庫などでスナックの女性経営者4人を殺害した西川正勝死刑囚(61)。西川死刑囚は指名手配中に落語家の桂あやめ(53)を襲い、気絶させたこともあった。

 法曹関係者に衝撃が走ったのは、西川死刑囚が再審請求中だったこと。再審請求中の死刑執行は1999年以来、実に18年ぶりになる。

「死刑囚にとって、再審が認められた場合は判決が覆り、冤罪となる可能性が生じるために、死刑は執行されないという不文律があった。死刑囚にとっては、最後の頼みの綱になっている」(法曹関係者)

 死刑執行を免れるために再審請求を乱発する事態にもなり、未執行の確定死刑囚124人中、実に91人が再審請求をしている。

「死刑制度維持のために執行したい法務省としては忸怩(じくじ)たる思いだっただろうが、今回の執行で前例が崩れた。今後も一つひとつのケースを慎重に検討することに変わりはないが、再審請求=死刑回避は成り立たなくなるでしょう」(同)

 法務省のトップが金田氏だったのも大きいという。

「8月の内閣改造で金田氏が法相を外れるのは確実。新たな法相の下で再審請求中の死刑執行はハードルが高くなるだけに、扱いやすい金田氏が在任中に法務省がねじ込んだとも言える」(永田町関係者)

 遺族感情から死刑執行は当然と評価する見方もあれば、死刑制度の反対を訴える市民団体などは反発しており、賛否両論が渦巻いている。テロ等準備罪の成立に続き、金田氏は歴史に名を残す法相となったのかもしれない。

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